ラグビーノート2008

アクセスカウンタ

zoom RSS 11月ウインドウ・マンスについて

<<   作成日時 : 2008/12/01 02:24   >>

なるほど(納得、参考になった、ヘー) ブログ気持玉 2 / トラックバック 0 / コメント 0

 IRBは、毎年6月と11月をいわゆる“ウインドウ・マンス”(window month)として、主に北半球と南半球の代表チームの交流期間と認定しています。今回は11月のウインドウ・マンスの経緯について書いてみました。(読者の方からご質問があったので、それにお答えする形で書きましたが、一部調査不足の部分がありましたので、改めて書き直しました)

 現在6月に行われている「パシフィックネーションズカップ」が導入される前は、6月のウインドウ・マンスにイングランドやウェールズ、アイルランド代表などが来日したことはまだ記憶に新しいところです。

 当時は、セカンド・ティアの国々にもファースト・ティアの国々との試合のチャンスを与えるために、IRBがあらかじめ「交流プラン」を組んで実現していました。しかし、このプランはその後、6月に「パシフィックネーションズカップ」が導入されて以来、ファースト・ティア国が来日するチャンスがなくなってしまいました。日本としては、「パシフィックネーションズカップ」開催はありがたい反面、以前のようなファースト・ティア国来日のチャンスがなくなったのは残念でもあります。

 一方で当時の“IRB交流プラン”には一部、無理がありました。6月は北半球⇒南半球、11月は南半球⇒北半球という基本パターンがありながらも、北半球と南半球のチーム数がアンバランスなため、日本は11月ウインドウ・マンスにも、シーズン的に「南半球」扱いを受けていたからです。それは、換言すれば、「自国の国内シーズンの途中に長期遠征しなければならなくなる」ということでした。

 2000年、2004年という“ワールドカップ翌年”に欧州遠征が組まれましたが、様々な理由が重なり、ともに大敗してしまいました。特に2000年当時はまだ、トップリーグも始まっておらず、ウインドウ・マンスというコンセプトも定着していなかったため、この時期の代表遠征にはかなりの無理が伴いました。
 
 そこで、当時の日本協会では、「そもそも日本が北半球の国であるのに、11月に長期の海外遠征をするという現在の計画を再検討してほしい」という意見をIRBに提出し、11月のウインドウ・マンスの遠征のありかたの再考をうながしました。これは、遠征期間や対戦相手などの選択をIRB主導型ではなく、もっと日本協会の意見を反映したマッチメイキングしたいというリクエストでした。

 その結果、11月のウインドウ・マンスには、自己努力でテストマッチを組むことになり、今年は独自にアメリカ代表を招待して2試合のテストマッチを組みました。 しかし、IRBもここに来て、セカンドティア国の11月のウインドウ・マンスの重要性に再注目し、改めて新しい交流プログラムの検討を始めました。

 IRBは規約の第9条で、どのような条件でも代表への選手のリリース優先を義務付けています。「11月のウインドウ・マンス」をどう活用すればベストなのか、11月にどのような代表戦がふさわしいのか、今こそは、数年先までを考えた長期的なマッチメイキング・プランが必須となります。


テーマ

注目テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ
気持玉数 : 2
なるほど(納得、参考になった、ヘー)
面白い
11月ウインドウ・マンスについて ラグビーノート2008/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる